でも、知っている人に
『イ、、、インベロって… 』
という具合になる。
私が初めてインベロに出会ったのは高校生のとき。
『メッチャうまいカレーがある・・・」
報徳中学から県立芦屋高校に入ってきた友人から教えてもらった。
おばちゃんがメッチャ怖いので、食べる時には
「いただきます」
と言い、食べ終わったら
「ごちそうさま」
と言い、お皿とコップをカウンターの上の段に置く。
そして決して忘れてはいけないことは、
ということ。その教えを頭に叩き込んで行く。
入口を開けると、怖そーなおばさんがジロリとメンチきってくる。(凄い迫力、うわ〜〜聞いたとおりや)
友人がインベロを注文してくれる。すると、おばちゃんがビンビール飲む時のコップに水を出してくれる。コップの中に氷は入ってない。
おばちゃんが奥に入って行き、その間に私たちは店の中を見回す。
入口近くに座った私の目の前には、北海道旅行のお土産らしいペナントやアイヌ語の〈のれん〉が壁に貼られていた。
薄暗いカウンターの後ろの店の中に
〈カブ(ビジネスバイク)〉が置いてある。
何ともいえない空間であった。
長くなるので続きは「サンボアのインベロ2」で >>