新聞や情報誌の取材や常連さんがお知りあいにグラスを紹介する時によく言われることがあります。
「この店ってなに料理?イタリアン?メキシカン?エスニック?無国籍?多国籍?」
って。
「グルーヴィーディッシュ」です。是非カテゴリーのひとつに付け加えてほしいな。
僕自身、若い頃は「あの店のあれ美味いんや!」と聞くとすぐに食べに行って、この店はこれを食べに、あの店はあれを食べに…と決めて行っていた。
そして、ある時「いろんなお店の名物ばっかり集めたら無敵の店ができるなあ〜」なんて、浅はかな考えを持ったこともあった。
だから、今でも噂でよく聞く料理は食べに行って、ものすごく気に入ったら実験して作ったりする。つまり自分が美味しいと思ったメニュー、この味やったらお客さんが喜んでくれるだろうと思うものなら、甘口でも辛口でもどこの国の料理でもメニューにしている。
だって、せっかく美味しいものに出会ったのに「うちはイタリアンだからタコスは置かない」とか言うことになったら、もったいない。
なのでカテゴリーは「美味いもん屋」。ちょっとカッコよく「グルーヴィーディッシュ」。つまりイケてる料理という意味なんです!
ちょっとええカッコしてるかもしれないですが、時代で分類分けって変わるもんねえ。
美味しかったらええやん、サンライスとか、イタリア人もびっくりイタリアン枝豆とか、最新作のアパッチカレーとか。